北海道で出会ったソウルフードの一つにジンギスカンがある。
松尾ジンギスカンが初めての出会いだったと思う。
食べ放題で目一杯腹一杯食べた。
そのうまさに、次の日には既にジンギスカンが食べたい始末だった。
その後も何度かジンギスカン屋さんで食べたが、吹上温泉で食べたジンギスカンが一番印象に残っている。
富良野から少し車を走らせた所にあるその温泉は、無料なので旅人にはありがたいものだった。
「北の国から」に出てきた場所でもある為、訪れてみたい場所だった。
その温泉には以前真冬に来た時に、湯が熱すぎて周りの雪をスコップで入れても一分と入っていられない程だったが、この時は沢山人が入っていたので、既に適温になっていた。
以前の灼熱地獄を思い出しながら湯に浸かっていると、話し掛けてくれるおじさんがいた。
そのおじさんが言うには、ジンギスカンをするから、湯から上がったらおじさんの許に来るようにとの事だった。
湯から上がっておじさんを探していると既にジンギスカンは始まっていて、そこに招き入れられていろいろ饗応してくれた。
そこで食べたジンギスカンが最高にうまかった。
味ももちろんだけど、人に親切にしてもらうありがたさも胸を満たしてくれた。
その後スーパーでジンギスカンのたれを買って、自分で作ってみたりした。
車内でそれを食べている時に、虫がうるさかったので払いのけようとしたら、ジンギスカンの入ったフライパンごとひっくり返って、コインランドリーでシーツを洗わなければならなかった。
旭川のコインランドリーで洗濯しながら、近所をウロウロしていると、ツルハドラッグがあった。
最近は関東でもよく見かけるけど、この時は初めてだったので北海道のみのお店なのかと思っていた。
この時期コンビにではポケモンのスタンプ集めを実施していて、子ども達が群がっていた。
今でもジンギスカンを食べたいなと思うと、北海道のこれらの風景がよみがえってくる。
因みにこの前スペイン料理を食べた時のラムチョップもなかなかおいしかった。